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あした元気になあれ

ある知り合いのHP・掲示板で、ある知り合いが浪曲の書き込みをしている。どうやらあるベテラン浪曲師の芸を聴きに木馬亭に足を運んだらしい。そこで感じたことらしいんだけど、内容を簡単にまとめると(本当はまとめちゃいけないんだけど、便宜的に…)、以下のような感じか?

1.浪曲がイマイチ分かりにくい。30分は長いので15分のネタはないのか?
2.初心者向けのネタはないのか?


浪曲初心者ということもあり、まだ数は聴いていないということらしいのだけれど、至極真っ当な意見だと思う。私も浪曲はイマイチ分かりにくいと思うところがある。更に、おしなべて30分の演目が多いのもどうかと思っているし、落語や講談のように15分で演じられるネタがあってもいいと思っている。研究会じゃないんだから、毎度毎度30分前後のネタを聴かされる(という表現が適当なのか?)のはキツイ時がある。それに題材が古い。よく友人とネタにするんだけど、国本武春先生でさえ「若き日の大浦兼武の一席!」なんてやっていたりして、こちとらからすれば「大浦兼武って誰?」っていうのが正直な感想になる。「みなさまお馴染み『天保水滸伝』より〜」って言われても…。勿論、芸の全てが大衆に迎合する必要性はないけれど、大衆に迎合し過ぎないことで、時代や人の耳から取り残されることは多分にある。同じ掲示板では、国立演芸場で行われた「大演芸まつり」の「浪曲大会」についての感想も記されているけれど、どんな点に「浪曲の未来が感じられる」のかを、是非とも未来を感じさせられるように紹介して欲しいと思った。って、自分で行けばいいんだけど、他にも魅力ある公演が多々あり、優先順位の高いところに浪曲は入ってこないんです。それと同じことを感じる人は多いはずで、そういう人の中には、既に浪曲には見向きもしない、魅力を感じない、延いては未来を感じないという人もいると思うんです。浪曲師にしても、芸で勝負しないで、企画だけでほぼ勝負をしている人もいる。下手でもいいとは言わないけれど、大筋からは外れていても、決して背伸びはせずに自分の魅力が引き出せる演目を演じればいいのにと思うこともいる。上でもしたけれど、よく浪曲を落語のあり方と比較することがあるけど、既に比較はできないし、する必要もない。「じゃあ、あんたは浪曲に未来があるとは思わないのか?」と聞かれたら、漠然と「未来はあるでしょう。でもそこに確固たる浪曲の姿があるとは思えない」と答えるしかない。ってなことで、来月は久し振りに浪曲を聞きに行ってこよう。こう言ってたって、全然説得力がないしね…。
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落語・講談・浪曲・大衆演劇…と、日本の伝統文化を日々追い求め、書籍・CDの執筆・編集・制作プロデュース、落語会や演芸関係のイベントプロデュースなどを、地味に地道に行っています。
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